後鼻漏(こうびろう)とは、鼻水がのどに流れてくる症状を言います。のどのイガイガや不快感、えへん虫が続く人が多いです。原因として副鼻腔炎である場合が多いです。
後鼻漏について
②急性または慢性副鼻腔炎が疑われます。
鼻の奥の前頭洞や蝶形骨洞などの薄い骨に囲まれた空洞を「副鼻腔」といいます。副鼻腔炎とは、そこに炎症を起こし膿(うみ)がたまるものです。
【急性副鼻腔炎】
多くは急性鼻炎を起こしたあと、ウイルスが副鼻腔に入り発症します。
(症状)鼻づまり、鼻水、頭痛や鼻の周囲の純痛などのほか、においが分からない、注意力散漫、記憶力衰退などの症状がでることも。
【慢性副鼻腔炎】
急性副鼻腔炎が長引いたり、くり返し起きているものです。「蓄膿症」ともよばれます。
(症状)多量の鼻水や、鼻水がのどに流れる後鼻漏、鼻づまり、頭痛、頭重感、集中力の定価など。鼻茸(ポリープ)ができて、常に鼻がつまった状態になることもあります。